jetskix2のブログ

人質司法と闘う前科者

第一回 公判 冒頭手続

公判直前になって、クソ弁護士が来た。他の房の人達も心配してくれていた。留置係から「弁護士さん来たよ」と言われて面会に行くとき、隣の房の人から「良かったね」と言われた。

弁護士曰く「リードしますから」とのこと。例えば、こんな質問しますから・・・のような話はなかった。俺も聞いてもどうせちゃんと説明しないだろうと思って、聞かなかった。まあ、良くないことだ。

それで「どうやら、法務部長は無罪を主張するらしいですよ。どうしますか?」と聞いてきた。どうするかと言われても、素人の俺にはわからない。無罪を主張すると、かえって心証を害するかもしれないし、無罪を主張しないと、有罪でもいいですよと言っていることにもなるし。それで、結論としては情状酌量を訴えることになった。今思うと、実刑3年と検察・裁判所もすでに決めていたから、無罪を主張しても仕方なかったはずだ。

当日、よくテレビドラマでやっているような感じで、法廷に連れていかれた。先に法務部長の陳述が始まり、無罪を主張していた。共同正犯ではないと。そして、次回は、何月だったか忘れたが、次回期日を言われ、退廷していった。併合とは、一緒に陳述をするのかと思ったが、そうではなかった。

そして俺の番。裁判官から名前等を聞かれる。弁護士は社会的制裁を受けている等、情状酌量に値することを述べていた。やはり、そこはプロと思う内容だった。検察は、「詐欺と理解していたでしょう」のようなことを言った。

それから、次の期日を検察と弁護士に裁判長が聞いた。確か記憶では、9月だったか、10月だったか。その次の期日が検察の求刑だとは、知らなかった。

冒頭手続きがあり、証拠調べがあり、弁論・論告があり、判決という流れであることは、ずいぶん後で知った。罪を大筋認めている場合は、証拠調べがないから、冒頭手続きの後、弁論・論告となり、判決となるから、法廷に行くのは、たったの3回だ。