jetskix2のブログ

人質司法と闘う前科者

予定通りであろう、詐欺で起訴された。

そうこうしているうちに、留置所に起訴状が届いた。4月頭のことだ。再逮捕から二週間後だ。これは定められた期間通りだ。驚いたのは、再逮捕されたうちの二人が不起訴になっている。刑事素人の俺でも、この違いが大きいことは、わかっていた。

為体弁護士がやっと接見に来た。「中心人物が起訴されないのは何故だ?」と聞いた。「起訴されなかったということですね」との回答。こいつは本当に弁護士なのかと思った。同時に、頼っても仕方ないと感じた。留置係からも、「弁護士を替えたほうがいい」と言われた。カネもないし今更替えられなかった。協力支援者もいなく、カネも無いと、こうなる。替えても、善処しなかったことは、今はわかっているが、当時は不安だらけだった。こうして実刑街道を走ることになる。

ここで失敗だったのは、とにかく元勤務先で懇意にしていた弁護士に手紙を出さなかったことだ。遠慮があったが、判断ミスだ。留置係もそう言ってくれるのだから、これまでの経験から、面会が少なすぎると感じていたのだろう。

もっとも、普通は家族が支援してくれる。実質、家族がいないようなものだから、仕方ないが。俺は家族が嫌がって来ないのだと思っていた。ムショに行ってから、ヤクザに聞いてわかったのだが、知人家族でも、どこに勾留されているかは、電話では教えてくれないらしい。つまり、こっちから手紙を出せる相手しか居場所がわからないということだ。俺は息子の住所までは覚えていない。もちろん兄弟の住所も。だから、刑事弁護士が連絡をしたり、差し入れをしてくれたり、面倒を見てくれないと、どうにもならない。このクソ弁護士には、兄貴に連絡をとってくれないかと言ったが、何を考えていたのかわからんが、誰にも連絡をしていない。有罪を避けるというより、マンションの

荷物を捨てられることにはならなかった。また、借入先にも事情を説明し、今よりはましな状態にできただろう。